Day: December 6, 2024

SAP Signavio Process Insights :業務改善のための推奨案の提示機能

SAP Signavio Process Insightsを活用した業務プロセス分析 ブログではSAP Signavio Process Insightsの全体的な概略を紹介しました。今回はProcess Insightsにおける修正の推奨や先進ソリューション推奨についてもう少し具体的に見てみて、S/4HANAの様々な機能をより多く活用して投資効果を高めるための参考となればと思います。 Process Insightsは業務実行のパフォーマンを低下させる阻害要因の情報とそれに対する改善のための方策の推奨案を提示します。推奨には「修正の推奨案」と「先進ソリューションの推奨案」の2種類があります。 修正の推奨案「修正の推奨案」では、パフォーマンス指標のデータに対してパフォーマンス悪化の根本的原因を、マスタデータの整備、未処理のトランザクションデータの整理、標準提供されている処理自動化のためのジョブ機能等を利用して解決できるものが提示されます。 マスタデータの整備にあたるものとしては、概要のブログで例にあげた、期日超過の債権が多く発生していることへの対処として、得意先マスタデータの督促処理設定の推奨などがあります。トランザクションデータに関連するものとしては、例えば納入日程が1年以上前の明細行が残っている納入が見込まれない受注明細を整理することが該当します。これは「期限超過の納入日程行明細」というパフォーマンス指標に関連しています。Process Insightsが提示する推奨アクションは、販売伝票の一括変更機能を使用した明細の拒否です。 ただし、そもそもどうしてこういう状況が発生しているのかをより詳細に原因分析する必要もあるかもしれません。その場合、今回は詳細には触れませんがSAP Signavio Process IntelligenceによるプロセスマイニングやSAP Signavio Process Managerによるプロセス設計につなげることも有効な方策です。Process InstightsとProcess Intelligenceを連携したPlug and Gain Approachという方策を提供していますので、別の機会に紹介できればと思います。また「修正の推奨案」で提示される従来からの解決策だけでなく、S/4HANAやBTPの先進ソリューション機能を活用することが解決の糸口になる可能性もあります。先進ソリューションの推奨案については後程、紹介します。自動化の推奨案は標準で用意されている自動化機能、例えば以下で挙げられているのは出荷伝票や請求書の自動作成のための標準レポートのバックグランドジョブをスケジュールするなどです。 例えばここであげられている「請求書の自動作成を向上させます」という推奨をクリックして詳細を確認します。そうすると以下のような詳細が表示されて、ABAP レポート SDBILLDL(請求待一覧更新)の利用に関する説明を確認できます。この機能はトランザクションコードVF04一括請求更新でもスケジュールすることができるものです。S/4HANAの場合は「請求登録スケジュール」というFioriアプリとしても提供されています。このように推奨によっては多少その業務領域機能の最新知識を元に読み替えが必要な場合もありますが、自動化スケジュール機能の活用による改善機会を把握できます。 参考までに、以下がFioriの場合の該当機能のアプリである請求登録スケジュールの画面です。販売組織・流通チャネル・製品部門による販売エリア、得意先などを指定して一定期間の請求日付の対象伝票に基づいて、請求書を自動登録します。…