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前回の「Part 1」では、オンプレSAP ERP (ECC) 6からクラウド上のSAP S/4HANAに移行する際の移行スケジュールとダウンタイム最適化に焦点を当てました。移行作業の期間と停止時間を可能な限り抑えるために必要となる計画策定や、高度な技術要素(Near-Zero Downtime、レプリケーションツールなど)をご紹介しました。

しかし、移行プロジェクトを成功させるには、システム移行の範囲外の領域、すなわち既存インフラや周辺アプリケーションとの依存関係を丁寧に洗い出し、変更影響を把握しておくことが極めて重要です。SAPシステムは往々にして多岐にわたる業務プロセスを統合し、他アプリケーションやデータソースとも連携しています。大規模な基幹システムの移行では、こうした外部依存を見落とすと、移行後に思わぬトラブルやデータ不整合に見舞われ、想定以上の手戻りや追加ダウンタイムに発展しかねません。

そこで本稿(Part 2)では、オンプレ環境でのSAP ERP (ECC) 6と接続している既存インフラやアプリケーションとの依存関係をどのように整理し、クラウド上のS/4HANA移行に向けてどう対応策を立案すれば良いかについて、ステップごとのポイントとベストプラクティスを解説します。クラウド移行をスムーズに進めるための全体像を把握するうえで、ぜひ参考にしてみてください。

 

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