目次
1. 外部データソース接続(ライブバージョン)とは
ライブバージョンとは、SAP Analytics Cloudの計画モデルに外部データソースをライブ接続として統合する機能です。SAP Datasphere の ファクトビュー や Microsoft Azure、Google BigQuery などの外部データを、データ複製なしにリアルタイムで参照できます。そのため、例えばSAP Datasphere側のビューが更新されると、SAP Analytics Cloudのストーリー上でも即座に最新データが反映されます。
用途としては例として以下が考えられます。
- 実績データの参照:SAP S/4HANAなどからSAP Datasphere取り込んだ実績をライブバージョンとして参照し、計画との差異分析をリアルタイムで実施
- 予測データの参照:DatabricksやSnowflakeなどで出力し、SAP Datasphereにゼロコピーした予測値をベースラインとしてシミュレーションに使用
- 外部データの参照:為替レートや物価指数(CPIなど)など、外部から取得した参照データを組み込む
詳細はヘルプポータルをご確認ください:ライブデータアクセスについて | SAP Help Portal
2. SAP Datasphereのビューをライブバージョンとして参照するための準備
手順:
2.2. ビューを保存・デプロイします。
3. SAP Analytics Cloudでライブバージョンの外部データソースを設定する
手順:
3.1. SAP Analytics Cloudで対象の計画モデルを開き、右側のモデル詳細パネルから 「ライブバージョンの外部データソース」>「+外部データソースに接続」を選択します。
3.2. ライブバージョンとして反映させたいバージョンを選択します。(今回は実績データをを連携したいのでActualを選択)
3.3. 接続済みのSAP Datasphereテナントのスペースが表示されるので、2で利用のために公開したビューを選択します。
3.4. ディメンションのマッピングを設定します。計画モデル側のディメンションとSAP Datasphereビュー側の列を対応付けます。
3.5. モデルを保存します。
4. SAP Analytics Cloudのストーリーでライブバージョンを活用する
ライブバージョンのデータをストーリー上の計算に組み込んだり、データアクションの計算ロジックに組み込むことも可能です。そのため、例えば「昨年の実績を複製しベースとして今年の計画を作成する」「予測値をベースにシナリオを複製してドライバーを変えながらシミュレーションをする」といった使い方ができます。
このブログシリーズは、SAP Business Data CloudのSeamless Planningの全体像を一通り把握していただくことを目的としています。 このシリーズは、以下で構成されます。- Part1 : Seamless Planningとは – Part2 : Seamless Planningで計画モデルを作成してみよう- Part3 : SAP Datasphereの実績ファクトビューをライブバージョンで参照しよう(本ブログ)to be continued …本ブログ「Part3 : SAP Datasphereの実績ビューをライブバージョンで参照しよう」では、SAP Datasphereのビューを外部データソース(ライブバージョン)としてSAP Analytics CloudのSeamless Planningモデルに接続する手順を解説します。目次1. 外部データソース接続(ライブバージョン)とは2. SAP Datasphereのビューをライブバージョンとして参照するための準備3. SAP Analytics Cloudでライブバージョンの外部データソースを設定する4. SAP Analytics Cloudのストーリーでライブバージョンを活用する 1. 外部データソース接続(ライブバージョン)とはライブバージョンとは、SAP Analytics Cloudの計画モデルに外部データソースをライブ接続として統合する機能です。SAP Datasphere の ファクトビュー や Microsoft Azure、Google BigQuery などの外部データを、データ複製なしにリアルタイムで参照できます。そのため、例えばSAP Datasphere側のビューが更新されると、SAP Analytics Cloudのストーリー上でも即座に最新データが反映されます。 用途としては例として以下が考えられます。実績データの参照:SAP S/4HANAなどからSAP Datasphere取り込んだ実績をライブバージョンとして参照し、計画との差異分析をリアルタイムで実施予測データの参照:DatabricksやSnowflakeなどで出力し、SAP Datasphereにゼロコピーした予測値をベースラインとしてシミュレーションに使用外部データの参照:為替レートや物価指数(CPIなど)など、外部から取得した参照データを組み込む ライブバージョンのデータは読み取り専用です。ストーリー上での表示・比較・計算ロジックへの組み込みはできますが、ユーザーが直接編集・書き込みすることはできません。また、ライブバージョンはSeamless Planningのモデル(データ保管場所をSAP Datasphereに設定したモデル)でのみ利用可能です。詳細はヘルプポータルをご確認ください:ライブデータアクセスについて | SAP Help Portal 2. SAP Datasphereのビューをライブバージョンとして参照するための準備ライブバージョンのデータソースとして使用するには、SAP Datasphere側でビューを「利用のために公開」する設定が必要です。この設定を行っていないと、SAP Analytics Cloud側のデータソース一覧にビューが表示されません。 手順:2.1. SAP Datasphereのデータビルダで、ライブバージョンのソースとして使用したいビューを開き、プロパティパネルで 「利用のために公開」 をオンにします。 2.2. ビューを保存・デプロイします。 これで、SAP Analytics Cloud側からSAP Datasphereのビューをライブバージョンのデータソースとして選択できるようになりました。 3. SAP Analytics Cloudでライブバージョンの外部データソースを設定するSAP Analytics CloudのSeamless Planningモデルに、SAP Datasphereのビューをライブバージョンとして接続します。手順:3.1. SAP Analytics Cloudで対象の計画モデルを開き、右側のモデル詳細パネルから 「ライブバージョンの外部データソース」>「+外部データソースに接続」を選択します。 3.2. ライブバージョンとして反映させたいバージョンを選択します。(今回は実績データをを連携したいのでActualを選択)3.3. 接続済みのSAP Datasphereテナントのスペースが表示されるので、2で利用のために公開したビューを選択します。3.4. ディメンションのマッピングを設定します。計画モデル側のディメンションとSAP Datasphereビュー側の列を対応付けます。 3.5. モデルを保存します。これで、SAP Analytics Cloudの計画モデルにライブバージョンが追加されました。SAP Datasphereのビューが更新されると、SACのストーリーにも最新データが反映されます。 4. SAP Analytics Cloudのストーリーでライブバージョンを活用するライブバージョンを設定すると、ストーリーでチャートや表を作成する際に、通常のバージョンと並べてライブバージョンを選択できるようになります。 SAP Analytics Cloudでストーリーを開き、テーブルウィジェットを追加して確認してみると実績(Actual)が反映されています。 ライブバージョンのデータをストーリー上の計算に組み込んだり、データアクションの計算ロジックに組み込むことも可能です。そのため、例えば「昨年の実績を複製しベースとして今年の計画を作成する」「予測値をベースにシナリオを複製してドライバーを変えながらシミュレーションをする」といった使い方ができます。 以上、SAP DatasphereのビューをライブバージョンとしてSAP Analytics Cloudの計画モデルに接続し活用する方法を解説しました。 Read More Technology Blog Posts by SAP articles
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