SAP S/4HANA Cloud Private Editionでは、お客様からOSへのSSHアクセスは許可されておらず、OSレベルでファイル/フォルダを直接操作することはできません。ファイル/フォルダ関連の操作を実施したい場合は、下記のService Request(以下、SR)をご利用ください。
SRテンプレート: Manage OS Files and Folders
なお、トランスポートファイル関連の操作依頼は下記のSRテンプレートをご利用願います。
SRテンプレート: Copy and Delete SAP Transport Co-files and Data files
本記事では、現時点で提供されているSRテンプレート「Manage OS Files and Folders」の5つのオペレーションを例に、SR依頼の方法をご紹介します。
- Create files or folders
- Delete files or folders
- Copy files or folders
- Move files or folders
- Manage ownership or permissions
なお、以下の各シナリオにおいて、ユーザー名がsidadmとなっている部分のsidは、該当システムのSID(小文字)に置き換えてください。
ファイル/フォルダの作成
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上に、オーナーsidadm、グループsapsys、パーミッション644でファイル/usr/sap/SID/home/file.txtを作成します。
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上に、ユーザーsidadm、グループsapsys、パーミッション755でフォルダ/sftp/info/receiveを作成します。
ファイル/フォルダの削除
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーにより/sftp/info/receiveフォルダ(配下のファイルを含む)を削除します。
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーにより/sftp/info/receiveフォルダ配下のファイルのみを削除します(フォルダ自体は残します)。
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを削除します。
ファイル/フォルダのコピー
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを/sftp/info/sendフォルダ配下にコピーします。
同一SID配下に複数のサーバが存在する場合は、サーバ間でのコピーも利用可能です。例えば、SIDのITI配下に複数のAPサーバ(PAS、AAS)がある場合などが該当します。
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホストから、ファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを、”Destination Server Hostname”に指定したホストの/sftp/info/sendフォルダへコピーします。
ファイル/フォルダの移動
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを/sftp/info/send/フォルダ配下に移動します。
ファイル/フォルダの権限管理
下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりフォルダ/sftp/info/のオーナーをsidadm、グループをsftponly、パーミッションを775に変更します。
また、パラメータ”Select operation to be performed on Manage ownership or permissions”で下記の値を指定することにより、オーナー/グループとパーミッションをそれぞれ個別に変更することも可能です。
- Modify permission
- Modify ownership
パラメータ”Please confirm whether you would like us to enable Set GroupID”にチェックを入れた場合の挙動は、Help(?)に記載されているとおり、下記のようになります。お客様の要件に応じて、チェックの要否をご判断ください。
- ファイルにSet Group IDを設定した場合: ファイルは、実行ユーザーが所属するグループではなく、そのファイルが所有するグループのパーミッションで実行されます。
- フォルダにSet Group IDを設定した場合: そのディレクトリ内に新規作成されたファイルまたはサブフォルダは、作成ユーザーのプライマリグループではなく、親ディレクトリのグループを自動的に継承します。
まとめ
本記事では、SAP S/4HANA Cloud Private EditionにおいてOSレベルのファイル/フォルダ操作を依頼する際に利用するSRテンプレートManage OS Files and Foldersについて、現時点で提供されている5つのオペレーション(作成、削除、コピー、移動、権限管理)の依頼例をご紹介しました。
SAP S/4HANA Cloud Private Editionでは、お客様からOSへ直接アクセスすることができないため、これらの操作が必要な場合はSRによる依頼が前提となります。依頼時には、対象ホスト(Hostname)、対象ファイル/フォルダのパス、オーナー、グループ、パーミッションといった各パラメータを正確にご指定ください。これにより、手戻りを防ぎ、スムーズに作業を進めることができます。
OSレベルでのファイル/フォルダ操作が必要となった際には、ぜひ本記事を参考に、SRをご活用ください。
SAP S/4HANA Cloud Private Editionでは、お客様からOSへのSSHアクセスは許可されておらず、OSレベルでファイル/フォルダを直接操作することはできません。ファイル/フォルダ関連の操作を実施したい場合は、下記のService Request(以下、SR)をご利用ください。SRテンプレート: Manage OS Files and Foldersなお、トランスポートファイル関連の操作依頼は下記のSRテンプレートをご利用願います。SRテンプレート: Copy and Delete SAP Transport Co-files and Data files本記事では、現時点で提供されているSRテンプレート「Manage OS Files and Folders」の5つのオペレーションを例に、SR依頼の方法をご紹介します。Create files or foldersDelete files or foldersCopy files or foldersMove files or foldersManage ownership or permissionsなお、以下の各シナリオにおいて、ユーザー名がsidadmとなっている部分のsidは、該当システムのSID(小文字)に置き換えてください。 ファイル/フォルダの作成 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上に、オーナーsidadm、グループsapsys、パーミッション644でファイル/usr/sap/SID/home/file.txtを作成します。下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上に、ユーザーsidadm、グループsapsys、パーミッション755でフォルダ/sftp/info/receiveを作成します。 ファイル/フォルダの削除 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーにより/sftp/info/receiveフォルダ(配下のファイルを含む)を削除します。 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーにより/sftp/info/receiveフォルダ配下のファイルのみを削除します(フォルダ自体は残します)。 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、sidadmユーザーによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを削除します。 ファイル/フォルダのコピー 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを/sftp/info/sendフォルダ配下にコピーします。 同一SID配下に複数のサーバが存在する場合は、サーバ間でのコピーも利用可能です。例えば、SIDのITI配下に複数のAPサーバ(PAS、AAS)がある場合などが該当します。下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホストから、ファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを、”Destination Server Hostname”に指定したホストの/sftp/info/sendフォルダへコピーします。 ファイル/フォルダの移動 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりファイル/sftp/info/receive/20261105.csvを/sftp/info/send/フォルダ配下に移動します。 ファイル/フォルダの権限管理 下記の例では、Hostnameパラメータに指定したホスト上で、ユーザーsidadmによりフォルダ/sftp/info/のオーナーをsidadm、グループをsftponly、パーミッションを775に変更します。また、パラメータ”Select operation to be performed on Manage ownership or permissions”で下記の値を指定することにより、オーナー/グループとパーミッションをそれぞれ個別に変更することも可能です。Modify permissionModify ownershipパラメータ”Please confirm whether you would like us to enable Set GroupID”にチェックを入れた場合の挙動は、Help(?)に記載されているとおり、下記のようになります。お客様の要件に応じて、チェックの要否をご判断ください。ファイルにSet Group IDを設定した場合: ファイルは、実行ユーザーが所属するグループではなく、そのファイルが所有するグループのパーミッションで実行されます。フォルダにSet Group IDを設定した場合: そのディレクトリ内に新規作成されたファイルまたはサブフォルダは、作成ユーザーのプライマリグループではなく、親ディレクトリのグループを自動的に継承します。 まとめ 本記事では、SAP S/4HANA Cloud Private EditionにおいてOSレベルのファイル/フォルダ操作を依頼する際に利用するSRテンプレートManage OS Files and Foldersについて、現時点で提供されている5つのオペレーション(作成、削除、コピー、移動、権限管理)の依頼例をご紹介しました。SAP S/4HANA Cloud Private Editionでは、お客様からOSへ直接アクセスすることができないため、これらの操作が必要な場合はSRによる依頼が前提となります。依頼時には、対象ホスト(Hostname)、対象ファイル/フォルダのパス、オーナー、グループ、パーミッションといった各パラメータを正確にご指定ください。これにより、手戻りを防ぎ、スムーズに作業を進めることができます。OSレベルでのファイル/フォルダ操作が必要となった際には、ぜひ本記事を参考に、SRをご活用ください。 Read More Technology Blog Posts by SAP articles
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